区分マンションの防水工事
前回の記事からずいぶん時間がたってしまいましたが、今回の記事では前回の総会で議論した区分マンションの屋上防水工事についてです。
管理会社が出してきた220万円の防水工事に対して150万円の防水工事を提出したわけですが、いかんせん机上の見積もりであり現地立ち合いをしての詳細見積にはなっていません。契約前には現地立ち合い後の正式見積を頂く必要があります。
ということで、管理会社さん、防水工事会社さん、私の三者で防水工事見積のための現地調査に行くことになりました。
屋上防水ということで当然屋上に登る形になります。
所有する区分マンションの屋上に登るのは初めてで少しテンションが上がります!
いや、そもそも屋上以前にマンションの中に入ることすら初めてですね。
まあ投資用区分マンションなんてそんなもので、殆どのオーナーは空室が出なければ入ったことはないのではないでしょうか?とにもかくにも、管理会社さんにドアを開けてもらい、最上階にいき、はしごを使って屋上に登ることとします。
現地の状況
登ってみると、、、13階建てだけあってなかなか景色が良いです。
いや、高さだけでないですね、これは。柵も何もなくて見晴らしがいいのでした。。
壁ギリギリまで寄りますが、20Cmぐらいの段差があるだけで本当に何もないです。怖い。。投資用というのはこういうところで費用を抑えているのかもしれません。まあ確かにほとんど上がることはないしこんなものでしょうか。
屋上には貯水タンクなどもありました。こういうのを避けて防水工事をしていく感じなのですかね。詳しくはないですが。
築10年以上たつとはいえ、防水工事なんてそうそうやらなくても大丈夫じゃないの??と登ってみるまでは思っていたのですが、下の写真のように結構ガタが来ている箇所もあります。写真だとわかりづらいですが、この突起の周りを踏むとボコボコしていて、中に空気が入り込んでいるようです。確かにそろそろ防水工事必要そうです。。
防水工事の種類
詳しい方は↑の写真でわかってしまうかもしれませんが、今のこの区分の防水工事は塗膜防水ではなくアスファルト防水となっていました。
私も最近調べたのですが、防水工事にも種類があり、大きく3つの区分
・アスファルト防水
・塗膜防水
・シート防水
の3つに分かれます。
一番一般的なのは塗膜防水でしょうか。国内では半分程度は塗膜防水となっているようで、その中でもウレタン防水というのが最も多い模様。ウレタン素材を塗り込むイメージです。安価ではありますが、耐久性にややおとる感じでしょうか。
シート防水は防水シートを張り合わせていくような感じで、強度も高いようですが、今回の物件では色々屋上に工作物があり、残念ながら適用できません。
で、最後のアスファルト防水。アスファルトは防水性が相当高い素材のようで、ウレタンよりも寿命も長いですが、その分費用も少し高め。また、アスファルトを溶かすときに匂い等が発生するようです。まあ高いマンションの屋上なので匂い問題は影響ないでしょう。
管理会社さんが持ってきた見積では、安いウレタン防水でした。今回見積もりを新たにお願いした会社さんもウレタン防水前提で見積もりを頂いていたのですが、現地立ち合いの結果、やはりアスファルト防水で現状も実施していることからアスファルト防水の方が望ましいとのこと。
でも値上がりしますよね~~
見積が高くなると、ちょっと組合員の説明とか面倒だな~と思っていたところ、男前にも「あ、いっすよ、ウレタンでもアスファルトでも同じ値段でやりますんで!」と(素敵。。)
いやーかっこいいです。ということでお願いすることで即決しました。
よかったよかった。
ということで正式発注へ
いろいろ偉そうに書いていますが、理事長にはなれなかったので所詮監事にすぎないのですが、管理会社さんも非常に協力的になってくれていまして、こちらの工事会社さんで進めることであっさり合意しました。
その後のメールのやり取り等も非常にスムーズになってきました。
やっぱり共同で顔を合わせて作業を進めるようにすると、違いますね。
関係性を少し進められた気がします。
この調子で体質改善とマンションの品質向上に取り組めればよいな、と。
防水工事自体は6月頃になる予定です。
次回は再びアパートの話に戻りたいと思います。
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